MRSAで左腕を切り落としました

私の61才の夫は先日、左腕を切り落としました。夫は15年ほど前から慢性腎不全を患っていて、人工透析専門病院で左腕から内シャントで血液透析を受けていました。6年ほど前から上腕静脈を皮膚近くまで持ち上げる静脈表在化による血液透析に変わりました。

それから1年ほどで左腕に動脈瘤ができました。今年の9月10日に動脈瘤付近がかゆいと言いはじめたので、病院へ行きました。病院ではかゆい部分を穿刺部と呼んでいました。赤く腫れて膿が出ているが圧通がなく発熱もなく痒みだけで元気はあるということから、膿が出ている部分をイソジンで消毒し、抗生物質が含まれているゲンタシン軟膏を塗りました。

抗生物質のセフゾンと消炎鎮痛剤のロキソニンを2日分処方してもらい、次の日も来院するよう言われました。夫はその場でセフゾン1錠を飲みました。夕方から40℃を超える熱が出始め下痢が始まりました。午後9時ころ病院に電話をしましたが翌朝来るように言われました。

翌朝の診察では必要であれば血管の手術ができる病院を紹介するとのことでした。腫れや痛みを和らげ熱を下げるボルタレン座薬を処方してもらいましたが、下痢が収まらず薬は溶けずに出てしまうのか熱は下がりませんでした。翌朝も39度の熱が出たため座薬を入れました。午前7時頃両足が真っ白になり、痛みがあるということなので病院へ電話を掛けると、救急車を呼びなさいと言われました。

救急車を呼び国立病院へ行きました。診断は敗血性ショック、左総腸骨動脈血栓症で、すぐに左大腿動脈経皮的緊急血栓除去手術を受けました。同時に血液検査を受けました。5日後、敗血症の原因菌がMRSAであることがわかりました。夫は抗生剤の併用投与を受け、一時好転しましたが症状が悪化し翌日に左上腕切断手術を受けました。9月10日の段階で人工透析専門病院がMRSAの感染を疑わなかったことによる医療事故だと思っています。